「野良猫がいるんだけど、どうしたらよい?」

発行したてほやほやの新潟県動物協会の会誌、
コンパニオンアニマル  vol43📖✨
今回お声がけいただき、
「野良猫がいるんだけど、どうしたらよい?」のタイトルで
こちらの記事を書かせていただきました🙇‍♀️
野良猫の病院ということもあり、
電話とった途端の第一声が
このタイトルの一言であることも多いです😅

「可哀想だから助けてあげたい💦」
とすがるようにお電話いただく方から、 
「迷惑してるからどこかへ連れて行ってほしい💢」
と少々お怒りの方まで、内容は実に様々です💡

ホームページにも長々と書かせていただいていますが、
とにかく猫は繁殖力の強い動物で、
様々な野良猫問題の原因は、猫が増えすぎていることなんです⚠️
なので、事情や理由は何であれ、
とりあえず最初にお話しすることは
「不妊手術しましょうよ❗️」ということ👊

そして今回は良い機会を頂きたので、
手術後どうしたらいいの❓
についても書かせていただきました✨

手術した後の選択肢としては、
①自宅の飼い猫として迎える
②里親を探す
③また外へ放す
の三つがあります🤔

①自宅の猫として迎える場合
そのまま家に入れて飼い猫と一緒にしてしまう方が多いですが、
これダメ〜🙅‍♀️‼️
野良猫はいろんな病気や寄生虫を持っているので、
まずは病院で検診を受けましょう🏥✨
先住猫に感染するかもしれない猫エイズや猫白血病の検査、
人にもうつるノミやダニの駆虫、
ワクチン接種などが必要です💡
また外の猫をいきなり室内で放してしまい、
そのまま脱走…なんて話もよく聞きます💦
お外の子を室内へ入れる場合、まずはケージ飼育をお勧めしています🐱
「外で自由にしていたのにケージなんて可哀想😢」
という声も多いですが、
猫にとっては急に知らない場所に放り出される方がストレスだと思います💦
まずはケージに慣れてもらい、その後部屋へ、と段階を踏んでいけば、
多くの外猫は室内飼育が可能だと思っています🙋‍♀️

②里親を探す
里親探し希望のお電話がとても多いですが、
これがおそらく一番手間がかかります😅
でもその分喜びもひとしおです🎉
新聞や地元情報誌への掲載、ポスターを作り近くのお店などに貼らせてもらう等々の他に、
最近では無料で登録できる里親サイトやSNSを利用しての里親探しも盛んです✨
どの方法であれ初対面の方に猫を渡す際には、
実際にお見合いに来ていただいたり、ご自宅へ伺って飼育環境を確認するなどの対策が必要です🖐❗️
初めて会うよく知らない方にそのまま猫を渡す、というのは絶対にお勧めしません😤
また近くに動物愛護団体があれば、里親会に参加させてもらえるか聞いてみるのも良いです👍
(我が家の保護猫たちは、主に里親会参加、SNSや無料里親サイトなどを利用し、里親さんを見つけています)
当院は入院設備がなく、病院で猫をお預かりすることは出来ませんが、
ポスター作成などお手伝いできることはご協力させていただきますのでご相談ください🙋‍♀️💕

③手術後お外に戻す
人馴れしない子やご事情によっては、
元の場所にまた戻すのも一つの選択肢です💡
ただし、外へ放す場合はその後の見守りがとっても重要です‼️
当然ながら、放した猫はお腹が空けばゴミを漁り、トイレのために庭を掘り起こします💦
決まった場所でエサを与え、きちんと清掃し、できればトイレを設置しましょう✨
「どうして野良猫のためにそんなにしなきゃいけないの💢」
と思う方も多いかもしれませんが、
これらの活動は猫好きが猫を可愛がるためのものではなく、
地域の方々が快適に過ごすための活動です💡
ゴミ捨て場の清掃などと同じ、地域活動のひとつと捉えていただきますようお願いします🙇‍♀️

なんだかとっても長文になってしまいました💦
この文章が少しでもお役に立てれば幸いです❣️


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当院は、野良猫や地域猫の不妊手術を専門とした動物病院です。 新潟市にて開院しており、野良猫問題の解決や殺処分数減少に取り組んでいます。 一般の飼い犬・飼い猫さんはお受けできませんので、ご了承くださいませ。

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