冬はTNRを控えるべき?

雪が降り積もる寒い季節☃️
タイトルのようなご質問をよくいただきます💡

「寒い中不妊手術なんてかわいそうよねぇ😲」

「冬って体力が落ちそうだから、猫の負担も大きいのかしら🤔」

そのような印象からか、

『暖かくなるまで手術を待つべき❓❓』

といったことをよく尋ねられます。

私の答えは、

『NO‼️待っちゃダメ🙅‍♀️‼️』

です!


暖かくなる=猫出産シーズンの春到来🌸

つまり、暖かくなるまで待つということは、
妊娠するまで待つのとほぼ同じことです🙀

妊娠でお腹がパンパンの猫の不妊手術は、
普通の不妊手術よりもずっと傷が大きくなり、
その分麻酔時間も長くかかります💦

しかも、大きく育った胎児を取り出すことで大量の血液を失い、
貧血や血圧低下を引き起こす等、手術のリスクはとても高くなります😰
(病院様によっては、出産直前の妊娠猫の手術はお断りするところもあるほどです⚠️)

当院は、開院以来残念ながら数頭の死亡例が出ていますが、
その多くは妊娠末期でお腹がパンパンの猫さんでした😢

確かにとっても寒いこの季節、
猫にとっては少なからず負担はあるかもしれませんし、
捕獲する人間もとっても疲れます💦

しかし、明らかに手術リスクがぐっと高くなる妊娠シーズンまで待つ方が、
猫の負担は大きくなると私は考えているので、
「ぜひ今TNRしてください‼️」とお願いしております🙇‍♀️

去年は2月後半より妊娠猫が来院しておりますが、
今年は暖冬なのでもう少し早く妊娠シーズンがくると思います😨

実は昨日、今シーズン初めての妊娠猫さんがご来院しました❗️
(多頭飼育現場からの猫さんで、室内にいる時間が長いので、
季節の影響はそこまで受けていないかと思われますが…。
おそらく外の野良猫の出産シーズンは、もう少し後かと思います💦)

とは言え、
のんびりしてられない時期に入ってきましたね…

寒い雪の中の捕獲は本当に大変ですが、
(私も自分の現場の捕獲に苦労しています😭)
風邪やインフルエンザに気をつけつつ頑張りましょう👊

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当院は、野良猫や地域猫の不妊手術を専門とした動物病院です。 新潟市にて開院しており、野良猫問題の解決や殺処分数減少に取り組んでいます。 一般の飼い犬・飼い猫さんはお受けできませんので、ご了承くださいませ。

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