粟島TNR!
週末は休診をいただき、ありがとうございます🙇♀️
週末、新潟県獣医師会が主催している粟島の猫不妊手術事業に参加してきました✌️
美しい自然の残る粟島は、多くの海鳥の繁殖地となり、国の天然記念物に指定されています🕊
しかし、貴重な海鳥たちが野良猫に襲われる被害が出ており、
3年前から新潟県獣医師会による不妊手術事業が実施されています🐱
(粟島の美しい海、ここで多くの海鳥たちが繁殖しています)
島は外部からの猫の流入がないため、
不妊手術の効果が実感しやすい環境です✨
粟島では猫が爆発的に増える前に不妊手術事業を始めたので、
その効果は目に見えてあらわれており、
手術のために捕獲された2頭以外は、街で野良猫を見かけることはありませんでした❗️
海鳥の数も回復しており、
魚を盗られる等の被害もほとんどなくなったそうです✌️
新潟県獣医師会の先生方が積み上げてきた成果を、実感いたしました😊
(のどかな漁師町、あちこちで魚を干していましたが猫は見かけませんでした)
ここからは私の個人的な考えなのですが…
野良猫・ノネコと言われる猫たちも、猫である以上は「家畜」に分類されます。
(イリオモテヤマネコのように野生動物に分類される猫もいますが、それは特殊な例です)
「家畜」は人間のいる環境の中で生活し、繁殖コントロールをされる動物
一方で、「野生動物」は人の手の加わらない自然界で生活し、人為的な繁殖コントロールはされていない動物
(絶滅に瀕している動物では、種の保存のために人為的繁殖コントロールが行われることがあります)
この二つは、明確に区分されるべきだと思っています🤔
つまり、家畜である猫は人間のいる場所に生活圏を作るべきで、
繁殖コントロールをしつつ人間の生活圏に餌場やトイレなどを設置して管理することで、
野生動物である海鳥たちとの生活圏を明確に分けるべきなのではないかなと思います💡
各地で野良猫による野生動物の被害は報告されていますが、
その時によく叫ばれる「殺処分」や「餌やり禁止」は、あまり意味がないように思います💦
だって殺処分しても猫はすぐ増えるし、
隠れるのが上手な猫を全て捕獲して殺処分するのはおそらく無理🙅
その予算を不妊手術に回した方が猫が減るのではと思います…
そして餌やり禁止にすれば、お腹を空かせた猫たちはさらに野生動物を襲うでしょう☠️
『繁殖コントロール』と『生活圏の区分』
この二つが大事なんじゃないかなと、個人的には思っています✨
こういった問題に関わる時によく、
「かわいそうだから殺処分反対❗️」という声を聞きます。
もちろん私も猫が好きなので、同じ気持ちを持っています😢
でも、こういった問題では、感情ではなく根拠やデータが大事だと思っています💡
世の中には猫が好きな人ばかりではないので、説得力にも欠けますしね💦
ただ、私は野生動物に関しては全く詳しくなく専門家でもないため、
上に書いたことはあくまでも個人的な考えで、全てが正しいとは限りません😓
その点をご了承くださいませ🙇♀️
「共生」とは、文字通り「共に生きること」✨
人と猫、野生動物と猫、
色んな共生のために、出来ることをやっていきたいなと思いました✊
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